制限と解放:人生の可能性を広げるために必要な一歩

こんにちは。
人生調律師の小泉です。

「自分を解放したい!」
「殻を破ってもっと解放したい!」

こういう声をよく聞きますが、

あなたは、
『自分を解放されていますか?』

または、
『自分で自分を制限していると感じますか?』

僕もそうですが、
日本人の方ほど制限をしているのを強く感じます。

この制限ですが、
2つの見方があるので、
今回は、
『人生の可能性を広げるための制限を理解する』というテーマで書いていきます。

ここを理解しておくことで、
自分を制限していることを
闇雲に否定する感情が生まれにくくなりますので、最後まで読んでみてくださいね。

人生を“生きやすくする制限”と“止める制限”

制限には2つの見方があるとお伝えしましたが、
生きていく中で有効な制限』と『自分と人生にとってよくない制限』があります。
1つづつ解説していきます🍀

生きていく中で有効な制限とは?

生きていく中で有効な制限は、
周りとの共存を考えた制限で、
社会のルールを守ったり、目の前の相手に対して礼節をわきまえることです。

これは社会で生きていくためには必要ですよね。

一人で生きている訳じゃないので、
身近に住んでいる人たちが
快適に過ごせるように配慮する必要があります。

自分自身をコントロールして、
周りに配慮することは、
文化や秩序を保つためには必要なことですよね。

よく日本人は素晴らしいと言われるのは、
多くの方がこの秩序を保とうとするからです。

しかし今の日本は、
『自分らしく!』と自己制限を外そうとして、
この社会や環境的な『生きていく中で有効な制限』を破り、自分勝手なルールで生きている方もいます。

またその逆もあって、
理不尽で不要なルールが増えているのにも関わらず、
それを疑うこともせずに、
ズレた社会的ルールの制限』を正しい事として、遵守している方もいます。

それは時として、
誹謗中傷や暴力に発展してしまっています。

だからこの周りとの共存を考えた制限は、
しっかりと自分の頭で考えた上で採用していくことが求められています。

自分と人生にとってよくない制限とは?

自分と人生にとってよくない制限ですが、
ここでは自分自身の内側の制限ということで話を進めていきます。

簡単に言うと、
「本当はこうしてみたい!」
という想いがあるのに、
『自分には出来ないだろう』とやる前から止めてしまうような発想のことです。

これは繰り返すと、
自分に嘘をついていることになるので、
自信を無くし、自己不信になったりします。

そうすると本来の良さも、
才能も能力も発揮されるどころか、
発見することも難しくなってしまいます。

この自分と人生にとってよくない制限で、
一番考えなくてはいけないのが『性格』という制限です。

この性格は人生にとって、
プラスに働いていれば良いのですが、、、。

マイナスに働いてしまうと、
『自分はこういう性格だから無理』
『こういう性格だから仕方がない』
と考える隙もなく、
『自分とは、そういうもんだ』と納得して諦めてしまいます。

だからこの『性格』を見直すことが、人生の可能性を広げる1歩になります。

自分の性格が人生を止めていると感じたら、
それをもっと動きやすい解釈に変えていくことです。

人生を左右する制限

2つの見方の制限をお伝えしましたが、
制限をすることで、実際に自分自身にどんな影響が起こるのかをみていきます。

  1. 自己成長を抑えてしまう
    制限は、成長や個人の可能性を阻害する要因となります。
    新たな挑戦や経験に積極的に取り組まないため、新しいスキルや知識の獲得、成果の向上が制約される可能性があります。
  2. モチベーションの低下
    自己制限によって目標や夢が制約されると、情熱ややる気が減退し、行動を起こす意欲が減少する可能性があります。
  3. 自己評価の低下
    自分自身の能力や価値を過小評価し、自信や自己評価の低下を招く可能性があります。自己制限によって、自分自身に対して否定的な信念やイメージが強まり、自信を喪失することがあります。
  4. チャンスを遠ざける
    自己制限があると、新たな機会や可能性を塞いでしまい、初めてのことへのチャレンジが減り人生においての経験の機会を逃してしまうかもしれません。
  5. 心理的ストレスの増加
    自己制限によって、内なる欲求や本来の望みとのギャップが生じ、不満や焦り、ストレスを引き起こすことがあります。

ざっと5つ上げましたが、
制限によって人生がかなり左右されてしまいます。

しかし制限は、
恐怖や不安などの取りたくない感覚から遠ざけてくれ、
一時的には安心感や安定をもたらしてくれる側面もあります。

でも結局は、
長期的みたら、制限は成長や満足感を制約する要因となります。

人生で色々な経験をして、
使命を果たしたり、
自己成長を楽しみたいという想いがあれば、
いかに制限を外して身軽になるかを意識してみてくださいね。

自分の解放と制限

今まで制限について色々とお伝えしてきましたが、
制限を外していく時に大事なことがあります。

その先にどうなりたいのか?
制限を外した先にどんなものを得たいのか?ということをはっきりさせておくことです。

「自分を解放したい!」
「殻を破ってもっと解放したい!」

という想いだけの方は、
裏側に『嫌だから!』という否定の部分が多くを占めています。

そうなると自己を否定するだけになり、
精神的に疲れてしまいます。

「周りに頼られる存在になりたいから、自分を解放したい!」

とすることで、
解放したい理由と未来のなりたい像が含まれるため、
制限を外しやすくなります。

また、
『周りに』という言葉は、
周りへの影響も考えているので、
周りの意見にも耳を傾ける姿勢になります。

ただ嫌だからと制限を否定して、
自分本位に自分勝手に社会で振る舞ってしまうと、
ただのワガママな人や自分勝手な人、常識がない人と周りから距離を置かれ孤立してしまいます。

このように「ただ制限を外したい」だけではなく、
・どうなりたいのか?
・何が得たいのか?

などを考えていくと
人生に意味のある制限の外し方になっていきます。

大事なことは、
自分の心と周りとの関わりも考えて、
自分にある不要な制限を解除していく事です。

 
自分の内側の制限を解放し、
可能性や成果を最大限に引き出すことは、
より充実した人生を実現するための重要なステップになります。

自分を止めている制限を感じたら、
その部分と向き合ってみてくださいね。

次回は、
『性格』という制限について深掘りしていきます。